「ハノイ大学に留学したいな〜!」
「ハノイ大学を卒業したいけど卒業できるのかな〜」と思っている方もいると思います。
そこで今回はハノイ大学を卒業するために必要な単位について説明をしていきます。
注意ハノイ大学には追試がありません
ハノイ大学の試験は1回勝負で、試験に合格できなければ翌年以降に再度試験を受けなければなりません。再試験は本当に時間の無駄で費用も高額です。
私は再試代だけで13万円以上も支払いました。
そこで今回は「ハノイ大学で単位を落としたら地獄だぞ」という内容を紹介したいと思います。
気になる方は是非ご覧ください
単位を取るための条件とは?
ハノイ大学は結構ルールに厳しくて単位を落とす学生が少なくありません。
最初に結論を言うと、単位を貰うには10点中5点以上の評価が必要となります。
上の写真では、私は「Tổng が. 8.8」なので合計点数が8.8点で単位を貰えています。
合計が5点以下の場合は「học lại」と書かれ、翌年以降に再び授業と試験を受け直さなければなりません。
- 1科目4回以上休んだらダメ
- 出席の評価は10%
- 中間試験は30%
- 期末試験は60%
- 10点満点中・合計で5以上の評価で単位がもらえる
出席の評価と欠席回数が4回以上だと試験を受けれない
単位を取る上で意外と大切なのが出席日数です。
1年生と2年生は1科目・週5回の授業があるのですが、1日4時間×20日で欠席を4回以上したら期末試験を受けれなくなります。
期末試験を受験できなかった場合、また翌年以降に再度1ヶ月間の授業を受けてから、改めて試験を受けなければなりません。
その上この1ヶ月分の再受講の費用がかなり高額です。
ちなみに全ての授業に出席すれば出席の評価が9以上、積極的に発表などすれば出席の評価が10もらえます。
プレゼンテーションは必ず発表しよう
1年生と2年生の授業では毎月1回から2回のプレゼンテーションがあります。
私はこのプレゼンテーションをかなりバカにしていたため、プレゼンテーションの日はお休みの日だと決めて、2年間で2回ほどしかプレゼンテーションを発表していません。
当然ながらプレゼンの日は欠席をするために、出席の評価は下がり、プレゼンテーションも発表しないため、そこでもマイナスの評価が与えられます。
再試代の費用は後に発表しますが、かなり高額なので絶対に出席してプレゼンテーションなども真面目に発表しましょう。
中間試験は難しいけど30%の評価対象
1年生から2年生のベトナム語の授業は、1科目1ヶ月間の期間で行われます。
先ほど紹介した写真は4年生の科目ですが、私の中間試験は8.5という評価でした。
出席 | 中間 | 期末 | 合計 |
10 | 8.5 | 8.8 | 8.8 |
- プレゼンテーション
- 中間試験
- 期末試験
中間試験は科目開始から2週間後くらいに行われます。
中間試験はクラスで行われるため、あまり緊張感はありませんが、先生によって厳しく監視する人など様々で、ここでの評価が全体の30%ほど影響すると言われています。
期末試験は試験会場で雰囲気が緊迫している?
期末試験は1会場100人近くで受験する場合もあります。
会場によってはスピーカーが反響したり、先生が2人体制で歩きながら監視をしているため、緊迫している雰囲気に包まれています。
ちなみにハノイ大学の試験は中間・期末ともにかなり難しいです。
期末試験の結果が悪くても点数はもらえる?
出席 | 中間 | 期末 | 合計評価 |
9.5 | 6 | 3.7 | 5 |
出席9.5、中間6、期末3,7、合計点数5となっており、期末試験が3,7でも出席や中間試験でカバーができる場合もあります。
ただこの方は英語学科なのに、日本語学科の授業を選択してるため、他の学生と比べて能力が落ちており、先生による匙加減があったんじゃないのか?とも言われています。
後ほど説明しますが、先生による匙加減は実際にあります。
管理がいい加減なハノイ大学の実情
ハノイ大学はよくも悪くも管理体制が杜撰です。それはそれは恐ろしいほど杜撰です。
どんな感じで杜撰なのか?いくつかの例を挙げて紹介していきます。
急なミーティングが入る
ハノイ大学はスケジュールが恐ろしいほどコロコロと変更します。
例えば、「明日〇〇の説明をするから、みんな何時にこのGoogleミートに入って」などは日常茶飯事です。しかも週末に急に予定を入れられることも普通です。
時間に厳しい日本人感覚でいるとストレスで蕁麻疹が出ると思います。
連絡や報告が先生から来ない
急なミーティングは勝手に入れまくる大学ですが、落とした単位の結果やいつ再試験を受けるべきなのか?などの連絡は先生からありません。
なので私が5科目も単位を落としてたと知ったのは、大学4年生になったときでした。
2年生や3年生の頃に報告をくれてたら、もっとはやく再試験を受けれてたのに、4年生の授業と同時に過去の授業を受け直す1年間となり、とにかくしんど過ぎました。
試験の日程が急に変更になる
これは最近の話なのですが、2022年4月15日に通訳の授業が終わり、当初は1週間後くらいに期末試験を行うと報告がありました。
しかし、いっこうに試験の連絡がなく、期末試験が行われたのは授業が終わった1ヶ月以上先の5月18日でした。
時に週末の夜に試験が行われたりと、予定が崩されることもあります。
ハノイ大学でも救済処置がある?
先ほど先生から連絡や報告が来ないと言いましたが、連絡が来ないため自分から先生に連絡して、以前に落としたこの講義を受講して良いか?と確認を取らなければなりません。
こんな私もハノイ大学の恩情をかけられたことがあります。
私は2年生の頃の第二言語は、中国語を選択しました。
しかし人数が集まらず中国語を受講できませんでした。先生からは3年次になった時に、1つ下の学年の子達と一緒に中国語を受講してと言われました。
連絡が来なくて受講できず、温情を受けた
3年生になっても連絡が来なくて、3年生の後期に英語を受けろと言われました。
しかし、英語初級の講義は既に終わっており、私は英語中級の講義から第二言語を受講することとなりました。
先生からは、連絡するから4年生で英語初級の講義を受けなさいと言われて、いざ4年生になって3ヶ月ほど経って先生に「英語初級の講義はまだですか?」と聞いたら。
なんと英語初級の講義が終わっていました。
この時ばかりは「留年だ・・・」と覚悟をしたものです。
英語初級は試験だけで免除してくれた
私は4年生でも第二言語の英語初級を受講できなかったため、事実上の留年を覚悟していましたが、先生からいきなり連絡が入り、この試験に合格したら英語の授業を免除してあげると言われました。
本来であれば3ヶ月ほど英語の授業を受けなければなりませんが、過去の試験で英語の点数が高いのもあってか?
私は英語初級の授業を受けることなく、1回の試験だけで単位を貰えたのです。
再試験の費用がボッタクリなほど高額
最初にも述べましたが、単位を落とすと翌年以降に再度1から授業を受け直して試験を受験しなければなりません。
科目によっては3ヶ月ほど勉強する科目もあります。
最初は1科目7500円の費用だと思っていたのですが、なんと1単位7500円の費用がかかるのです。
1〜2年生の科目は1科目4単位あります。
1科目を落とした場合は4単位を落とすのと同じなので、再度受け直す場合は7500円×4単位がかかり、1科目3万円も再試験の費用がかかってしまうのです。
科目によって単位数が違いますが、私は13万円ほど支払ったので、私は5科目17単位ほど落としたことになります。
単位(科目)を落とせば、時間とお金が本当に無駄になってしまいます。
なのでしっかりと出席をして、宿題を提出して、試験でそれなりに点数をとり、合計点数5以上を取りましょう。
最後に
皆さんいかがでしたか?
今回はハノイ大学で単位を落としたら地獄ですよ。という内容を紹介してみました。
私はコロナの影響でオンライン授業でしたので、午前中にパソコン3台で同時に3コマ受講したり、午後も2コマ同時に受講したりと頑張って単位を取ることができましたが、オンラインでなければ物理的に3コマ同時に受講など不可能なので、確実に留年だったと思います。
また更新しますので、よろしくお願いいたします。