今回の記事では、ベトナムの大学に在籍している私が、「ViLT 実用ベトナム語技能検定試験」について知ってる情報を書いていきたいと思います。
実用ベトナム語技能検定試験とは、いわゆるベトナム語検定の事なのですが、残念ながらベトナム語検定の情報は、まだ日本国内にはほとんどありません。
なのでこの記事を読んでるアナタは、ベトナム語検定の過去問や勉強方法、参考書などを調べる為に、この記事にたどり着いたと思います。
実際に、「ベトナム語検定 過去問」などを検索しても、ほとんど情報が出てきませんよね。
そこで今回は、私自身が知っているベトナム語検定の参考書や試験対策の方法を、皆様にシェアをしていきたいと思います。
ベトナム語検定の情報が欲しい方は、是非お読みください。
ベトナム語検定の参考書はどれ?!ベトナム国内で販売されている本を紹介
上の写真の2冊の本は、ベトナム語中級と上級の教科書となっております。
- 左の本・ベトナム語中級 Level B の教科書
- 右の本・ベトナム語上級 Level C の教科書
ベトナム語検定は、1級から準6級までのレベルに分かれております。1級が1番難しくて、準6級が最も簡単な試験となっているのですが、試験は基本的に教科書の内容から作られます。
参考書の内容も級(レベル)によって、Level A とか Level B などレベルが変わってきます。
なので受ける級(Level)によって、購入しなければならない参考書が変わってくるのです。
ベトナム語検定のレベルと級を確認しよう
確認まずLevel A, B, C を確認しよう
Level の内容は、あくまで私自身の推測でお伝えするのですが、ベトナム語検定の場合、準6級〜5級が Level A の試験内容になります。
つまり、ベトナム語検定の準6級から5級を受ける人は、Level A の教科書を勉強して、文法や単語などを勉強をなければなりません。
ちなみに、Level Aの中にも、A1,A2,A3とレベルが分かれており、Level Aの教科書は2冊あります。
一応アマゾンでも発売されているのですが、ベトナムの本は日本国内で発売されていない為に、価格が1万7千円ほどします。
1万7千円の教科書を2冊購入するなんて、金銭的にキツイですよね。しかもアマゾンでは Level Aの簡単な方の前編が売られていません。
後から、数百円でこれらの参考書を購入できる方法もお伝えいたします。
ベトナム語中級〜3級と4級の教科書も確認しよう
ベトナム語検定の3級〜4級が中級レベル、つまり Level Bの内容となります。
この中級試験に合格する為には、Level Bの教科書の単語や文法を理解しなければなりません。
当然こちらの教科書も日本では発売されていない為に、アマゾンで購入すると1万7千円ほどかかってしまいます。
2級と1級の Level C の参考書も同じです
Level Cの参考書は、Level Bを更に難しくしたモノとなっております。
私はまだ、Level Bまでしか勉強していないのですが、level A、Level Bの教科書共にベトナム語でしか説明が書かれていないので、独学は厳しいと感じました。
なので、ベトナム人の先生と一緒に勉強をした方が良いのかな?と個人的には思います。
これらの参考書を数百円で購入する方法はあるの?!
確認オンラインでベトナム語で、1冊400円で購入が出来ます
1レッスン50分・550円で運営されている、オンラインベトナム語教室があるのですが、そこを利用されている方は、ベトナムからEMSで日本まで参考書を送ってもらえます。
ベトナム人の先生と1日50分・550円でベトナム語検定の試験勉強が出来て、更に1冊400円+EMS代金でこれらの参考書が手に入るって、物凄くお得だと思います。
参考書のCDは別途100円で売られている為に、希望者はCDも購入できます。
このスクールは、現在20名以上の学生が在籍しており、名門大学の質の高いベトナム人の先生が教えてくれるスクールです。
ベトナム人の先生と格安でベトナム語検定を勉強をされたい方は、下のボタンから飛んでみてください。
ベトナム語検定の過去問はあるの?
過去問自体はまだ日本国内では発売されていません。
しかし、実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)を主催されている、特定非営利活動法人日本東南アジア言語普及交流協会さんのホームページで、一部過去問がダウンロード出来ます。
それと、先ほど紹介した教科書には、様々な問題がある為に、教科書の問題集を使う事もオススメします。
大学で使用している Level B の問題をシェアします
今回シェアする問題は、ベトナム語学科で使用している問題です。3〜4級の問題の一部となります。
試験対策はどうやって勉強をすれば良いのか?
重要最初に知っておきたいこと
ベトナム語の勉強とベトナム語の試験勉強は別物だと知っておいてください。
ベトナム語の勉強は発音や会話など、日本で発売されている参考書で学習する事が出来ます。しかし試験勉強においては、「出口戦略とテクニック」が必要となってきます。
ベトナム語検定に合格する為の出口戦略とは?!
試験で1番大切な事は情報と出口戦略です。
例えば、ベトナム語検定3級を合格したいと考えた場合、3級に出題される単語や文法などを勉強して暗記をしなければなりません。
そして、どんな傾向の問題が出題されるのか?!
試験の情報をあらかじめ把握し、試験に合格する為の勉強をすれば、点数は一気に伸びていきます。
ただ日本の参考書を勉強していても、3級レベルに達する事は物凄く難しいです。なぜならベトナム語の勉強と試験勉強は別物だからです。
なので、先ほど紹介した参考書の内容の文法や単語などを理解し、暗記して、対策を立てていかなければなりません。
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試験のテクニックもとても重要になります
試験のテクニックとは品詞分けや、リスニング問題の先読みの事です。
私は英語学習者であり、中国語学習者でもあり、TOIEC(英語)やHSK(中国語)の試験を過去に受けてきたのですが、出口戦略は当然として、品詞分け問題などは数秒で解いていくという練習をしました。
- 4択の選択問題なので消去法を用いれる
- 前後の品詞を見て穴埋めが出来る
- 長文は問題を先に読む
- リスニングも先に質問を読んでおく
例えば、下の4級の問題を解いてみましょう。
A・mượn(借りる) B・khuyên(勧める) C・Bắt(捕まえる) D・nhờ(お願いする)
上の問題は全て、動詞の問題なので、動詞を暗記して前後の意味が分からないと選択が出来ません。
(5) Hòa: Tôi sẽ giúp anh. Đừng ( ) nhé!
Nam: Cám ơn chị nhiều!A ấn
B giao
C tới
D lo正解 D
A ấn・(押す)B giao・(交わる)C tới・(届く)D lo・(心配する)
こちらも動詞の問題ですね。なので前後の文脈を理解して動詞を選択しなければなりません。
試験勉強は、「読む事・聴く事」のゲームと同じです。
趣味でベトナム語を勉強しているから、試験を受験するのも良いと思いますが、先に「〇〇級に合格する」という目標を立てて、合格する為の勉強方法を行えば、点数は一気に伸びると思います。
最後に
皆さんいかがでしたか?!
今回は私自身が知っている、ベトナム語検定の参考書を中心に書いてみました。
現在は残念ながらベトナム語検定の参考書や過去問が、日本国内で発売されていない為に、試験の内容を自分で勉強する事が難しいです。
最初の方に紹介した参考書から試験は作られていると思うのですが、参考書は全てベトナム語で書かれている為に、独学も難しいかもしれません。
もし参考書をどうしても勉強されたい方は、オンラインスクールなどで勉強する事も、選択肢の1つとなると思います。
今日は長くなりましたのでここら辺で終わります。
また更新します。